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オーガニックよもやま話
第13回 コーヒーブレイクに、コーヒーについて考えてみる
子どもの頃、大人が飲んでいるコーヒーをいたずらしてなめてみたことがある。 うえっ。 一度で懲りた。大人はなぜこんな黒くて苦いものをおいしいといって飲むのだろう。 それが、いつの間にか「おいしい」と思うようになっていた。酸 […] -
オーガニックよもやま話
第12回 オーガニック志向は特別か?(その2)「 脱!オーガニック後進国」
持続可能な食料システムの構築が急務であるわが国にとって、有機農業の推進はとても重大なテーマだ。私たちに何ができるのか。何から始めればよいのか。例えば、生きる上で最も身近な「食べる」という行為。そこに「有機」や「オーガニッ […] -
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第11回 オーガニック志向は特別か?(その1)「世界のオーガニック事情」
今年の2月に最新版のオーガニックデータが公表された。有機農業の分野で世界をリードする研究機関FiBL(有機農業研究所)と有機の国連といわれるIFOAM(国際有機農業運動連盟)、そして、英国Ecovia Intellige […] -
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第10回 海を守れ!
私たち生命体は海から生まれた。 「水の惑星」と呼ばれる地球。その7割は海だ。海にすむ生きものは23万種ともいわれるが、まだまだ新種が発見され続けているという未知の世界でもある。 20世紀末の数十年でその海洋から世界のサン […] -
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第9回 「選ぶ」と「選ばれる」の関係――目利きたちの奮闘が地球を救う
お買い物はネットで、そんな動きがコロナ禍をきっかけに一気に加速した。 お店に足を運んでじかに商品を見たり手に取ったりすることができないだけに、買う側も慎重だ。見ているのは商品の値段や品質の良しあしだけではない。その「モノ […] -
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第8回 僕らはみんな生きている!
降りそそぐ太陽のエネルギーを植物が光合成によって栄養に変える。その植物を草食動物が食べる。その草食動物を肉食動物が食べる。人間はどっちも食べる。動物は食べるとフンをするし、寿命がくれば植物も動物も死んでいく。そのフンや死 […] -
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第7回 梅雨もまた楽し
6月、梅雨の季節だなと思うと何となく鬱々とした気分になるが、初夏の風は清々しく、アジサイが雨に洗われて美しい色を見せ、梅の実が熟しと、うれしいこともたくさんある。 6月は「梅仕事」の季節だ。梅は食毒、血毒、水毒の「三毒を […] -
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第6回 あなたにとって「おいしい」とは?
「おいしい」とは何だろう。 例えば、ベランダで育てたミニトマト。売っているものに比べるとコクも甘みもいまひとつなのだが、なんだかおいしい。かけた手間暇と成長する過程を見た記憶が隠し味になる。 例えば、子どもが芋掘り遠足で […] -
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第5回 あっぱれ、ミツバチ
木々は新緑に彩られ、たくさんの花が咲き、なんとも清々しい季節だ。ミツバチが花蜜と花粉集めに忙しく飛び回っている。ミツバチたちのコロニーでは新しい家族がどんどん生まれるので、働き蜂たちは育児で大忙しなのだ。 私たち人類より […] -
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第4回 「春」をおいしく食べる
ピカピカの新一年生から、まだスーツ姿がぎこちない新社会人たちまで、フレッシャーズがまぶしい季節。 春キャベツ、新タマネギ、新ジャガ、新ゴボウと、畑の作物たちもフレッシャーズが続々と登場する。 冬には冬のおいしいものがある […]