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オーガニックよもやま話
第62回 藍、ジャパン・ブルーをたどる――その3 温故知新で未来を拓く
天然の藍は、麻、木綿、絹などの天然素材と相性がよく、よく染まる。藍染の最盛期だった江戸時代、木綿が大量に安く生産できるようになり、藍染は庶民の生活の中に根付いていった。野良着やはっぴ、赤ちゃんの産着やおしめ、蚊帳、手拭い […] -
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第61回 藍、ジャパン・ブルーをたどる――その2 発酵という魔法
明治の初め、日本を訪れたイギリス人が、町じゅうにあふれている藍染の青を見て「ジャパン・ブルー」と名付けた。染物屋が「紺屋」と呼ばれたほどに、藍染の青はまさに日本の色だったのである。 そんな日本でさえ、その後は化学染料的な […] -
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第60回 藍、ジャパン・ブルーをたどる――その1 色を育てる
日本には古くから続いてきた伝統技術がたくさんある。藍染もその一つだ。といって、藍染自体は日本固有のものではない。 藍は「人類最古の染料」といわれるほど歴史が古く、古代から世界各地で染料として使われてきた。日本では、奈良時 […] -
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第59回 暮らしの中の浴衣
夏真っ盛りだ。熱中症も怖いし、夏バテも怖い。油断をしていると命取りになるほどの暑さである。 が、それでも何だかふつふつとエネルギーが湧きたつのもまた夏である。日本全国お祭りの季節。心が躍り、血が騒ぐという方も多いだろう。 […]