-
オーガニックよもやま話
第26回 あちらを立てればこちらが立たぬ?
スーパーでも有機野菜の売り場が設けられるようになったし、有機JAS表示も目にする頻度が明らかに増えている。 ということは、それだけ消費者のオーガニックや環境に対する関心も高くなってきているということだろう。 そう思いたい […] -
オーガニックよもやま話
第25回 始動の時、「啓蟄」
能登半島地震の発生で幕を開けた2024年。さらに1月は大寒波で日本海側を中心に大雪となり、被災地はさらにいじめられることになった。被災された方々、そして今なお厳しい避難生活を送られている方々に一日も早く穏やかな日常が戻る […] -
オーガニックよもやま話
第24回 未来に向かって、泳げ、養殖魚たち!
四方を海に囲まれた日本。古くから海の恵みをいただくことは人の普通の営みの風景であり、そこから豊かな魚食文化が育まれてきた。 ところが、今や私たちが食べている水産物の半分以上が輸入ものになっている。漁業者の減少、魚離れ、乱 […] -
オーガニックよもやま話
第23回 子どもは魚が嫌い?
「およげ!たいやきくん」という歌があった。昭和50年の大ヒットソングだ。オリコン史上初のシングルチャート初登場1位と11週連続1位を記録し、この金字塔は今も破られていない。当時、どこのたい焼き屋の前にも行列ができたという […] -
オーガニックよもやま話
第22回 自然界の力を借りる知恵
有機農業へとかじを切った日本の農業政策。もう農薬や化学肥料に頼るわけにはいかない。 しかし、有機肥料であっても与え過ぎれば窒素過多となり悪循環を生むし、無農薬で育てようとすれば病害虫との戦いに悩まされる。 病害虫といって […] -
オーガニックよもやま話
第21回 「お屠蘇」とはなんぞや
お正月といえば、お屠蘇。平安時代に唐から伝わり、宮中の正月行事からやがて庶民にも定着した風習で、一年の邪気を払い、長寿を願って飲む縁起物のお酒である。といっても、正確にはお酒とはちょっと違うのだ。 屠蘇とは、何種類もの生 […] -
オーガニックよもやま話
第20回 みんな、それぞれがよいように
2023年が暮れていく。思い起こせばいろいろなことがあった。うれしいことも悲しいことも、楽しいことも腹の立つことも。一年を振り返ると、皆それぞれに感慨深いものがあるのではないだろうか。 『細雪』という映画がある。谷崎潤一 […] -
オーガニックよもやま話
第19回 有機を楽しむ
オーガニックについては、残念ながら日本は欧米に比べてかなり遅れている。 認証に関するハードル、生産者側の技術や経済面でのハードル、行政の支援の足りなさなど、理由は多々あるが、オーガニックを求める消費者のボリュームがまだそ […] -
オーガニックよもやま話
第18回 大自然の恵みと八百万の神
地球の陸地面積の3分の1は森林だが、年々その面積は減少し続け、荒廃が進んでいる。 乱伐や違法伐採、農地や商業用植林地への無計画な大規模転換といった人間の営みの結果だ。 日本は国土の68%が森林に覆われている。まさに森林の […] -
オーガニックよもやま話
第17回 今日の朝ご飯、なあに?
突然だが、皆さんの今日の朝ご飯はどんなメニューだっただろうか?ご飯にワカメと豆腐のみそ汁、焼き魚、卵焼き、納豆、そして漬け物とくれば、これはかなり理想的な朝定食だろう。トーストとコーヒーに目玉焼き、現代ではこちらのほうが […]