有機酒類は、これまでJAS法の対象ではなかったため、諸外国との有機同等性の対象外となっていましたが、JAS法が改正され、令和4年10月1日から有機加工食品のJASの対象に有機酒類が追加されることとなり、有機酒類も有機加工食品のJAS認証を取得すると、有機JASマークの表示ができるようになっていました。
ご紹介する「阿櫻酒造 株式会社」および「加賀の井酒造 株式会社」は「株式会社 伝統蔵」として、OCOの有機酒類の認証を取得されました!
■認証業者の紹介①
「株式会社 伝統蔵」~プロフェッショナルスタッフの豊富な経験と多様性~
さまざまなバックグラウンドを有する、10年以上の経験を持った多種多様なプロフェッショナル人材が集結し、多くの経験・ノウハウをフル活用して酒蔵事業に深くコミットします。
<伝統蔵構想>
蔵が持つ課題解決を元に伝統蔵のアライアンスを構築し、日本の酒蔵の発展に寄与します。
■認証業者の紹介②
「阿櫻酒造 株式会社」~山内杜氏の郷、秋田流寒仕込み~
阿桜酒造は明治19年にかまくらで有名な雪深い町、秋田県横手市に創業された伝統ある酒蔵です。また横手市のシンボルである横手城の別名は、「阿櫻城」とも呼ばれております。
米どころ秋田の地元米のみで醸した、華やかな香りと、まろやかな味わいが調和した飽きのこない飲み口の良さが阿櫻酒蔵のお酒の特徴です。
秋田流寒仕込みの酒造りは冬の到来とともに始められ、最も寒い時期に最盛期を迎えます。寒冷降雪期のこの時期は雪により空気は綺麗に浄化され、その雪に埋もれた酒造は、酒造りに最も適した室温が大きく変化する事もなく一定に保たれるため、非常においしいお酒が醸し出されます。
■認証業者の紹介③「加賀の井酒造 株式会社」~創業370年。新潟県の老舗酒蔵 ~
加賀の井酒造株式会社は、新潟県糸魚川市にある酒造です。創業は江戸時代の慶安3年(西暦1650年)ですから、本年創業370年を迎えます。酒どころ新潟県の酒蔵の中でも長い歴史をもつ酒造会社です。
代々の当主は、各地の酒蔵へ出向き最新の酒造技術の収集に務め、いつの時代も本物の酒造りを目指して今日に至っています。創業当時の蔵元が、他県の酒造りを調査した記録を古文書として今も大切に保存しておりますし、この酒造りの姿勢も現在に受け継がれています。
当社の酒造りに対する基本的な姿勢を簡単にご説明します。お酒は嗜好品ではありますが食品です。ですから、安全が第一だと考えています。安心して飲めて、体に優しく長く付き合えるお酒を造っています。日本酒は食事とともに楽しむのが最良です。その時々の食事に合うお酒を探すのも、お酒の楽しみ方のひとつだと思います。ただ、あまり固執しすぎてしまうと楽しくありません。肩肘を張らずにリラックスして飲むのが一番です。日本酒は、もっともっと身近にあって然るべきだと思います。