英国、米国、豪州、ニュージーランドと日本との間で「有機酒類」の「有機同等性」が発効、輸出入が可能になりました!

諸外国の多くは「有機」の名称表示を規制し、その国の有機認証を受けた産品でなければ「有機」と表示できないことになっていますが、国家間で「同等性」が認められれば、他国の有機認証を自国の有機認証と同等のものとして取り扱うことが可能になります。これを「有機同等性」といいます。

農林水産省は、英国、米国、豪州、ニュージーランドに対し、日本との有機同等性に有機酒類を追加することを目指して協議を進めてきましたが、2025年10月1日(水)より有機JAS認証を受けた有機酒類について、「有機」(organic)と表示して、英国及び米国へ輸出できるようになりました。

豪州、ニュージーランドへの有機酒類の輸出については、酒類以外の有機加工食品と同様に有機JAS認証をもって輸出可能となります。

有機食品の輸出入に係る手数料や手間が軽減されることで、「有機日本酒」等の輸出拡大が期待されますので、関係各社さまにとっては、世界市場への進出・販路拡大の絶好のチャンス到来と言えます。

また、輸入については、英国、米国、オーストラリア及びニュージーランドによる認証を受けた有機酒類に、JAS制度に基づき「有機」等と表示することができるようになりました。こちらも関係各社さまにとって、差別化されたオーガニックブランド戦略が可能となり、販売促進活動の一助となるでしょう。

<農林水産省のプレスリリース内容>

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