「鍋店(なべだな)」「高橋弥次右衛門商店」が「伝統蔵」としてOCOの有機酒類の認証を取得されました!

有機酒類は、これまでJAS法の対象ではなかったため、諸外国との有機同等性の対象外となっていましたが、JAS法が改正され、令和4年10月1日から有機加工食品のJASの対象に有機酒類が追加されることとなり、有機酒類も有機加工食品のJAS認証を取得すると、有機JASマークの表示ができるようになっていました。

ご紹介する「鍋店 株式会社」および「株式会社 高橋弥次右衛門商店」は「株式会社 伝統蔵」として、OCOの有機酒類の認証を取得されました!

■認証業者の紹介⑫

「鍋店 株式会社」~創業1689年、千葉の銘酒

元禄2年(1689年)、鍋店は旧佐倉藩から酒造株を取得して成田山新勝寺の門前に蔵を構えて酒造りを始めましたが、現在は田園の広がる香取郡神崎町に酒蔵を移して2つのブランド「仁勇」「不動」を醸造しています。

酒造りは、昔から新潟杜氏や南部杜氏に代表される杜氏さん、蔵人さんに任せてお願いしてきましたが、「自分たちの力で個性のある酒」を造りたいとの思いから、平成9BYの酒造りから全て自社スタッフによる酒造りを開始しました。

蒸米・ 麹造り・ 酒母・膠に至る酒造りという「生まれ」から、滓下げ ・ 濾過.火入れ ・ 貯蔵、そして瓶詰めに至る「育ち」まで全ての工程を自社スタッフで行い、酒質の状況を常に見極めながら製品化することで、多くのお客様から「美味しい!」と感じていただける1本をお届けすることに邁進しています。

鍋店 株式会社:杜氏 児玉 就範
南部杜氏協会会員。杜氏試験合格。
酒造り歴30年。生酛造りが得意。

■認証業者の紹介⑬

「株式会社 高橋弥次右衛門商店」~創業400年 一意専心の醤油造り~ 

高橋弥次右衛門商店は、元和6(1620)年、初代弥次右衛門の穀屋開業に始まります。

7代目の頃、醤油の製造を聞き、穀物と塩を取り扱っている関連商品として、当地ではいち早く醤油の製造を開始しました。明治になり、十代目は醤油業に専念し、溜り醤油的だったものから麹による本格的醤油製造を試みました。何事にも一足早く着手していた十代目の精神は今にも引き継がれています。

また、期待される役割を担うべく意欲的に改革に取り組み、二次加工品の需要が年々増大する中、醸造から加工、充填までの一貫生産ができる強みを活かして、品質および安全性を追求した多品種少量生産、短納期化を推進しております。近年ではスタッフをそろえ、提案型商品に注力、消費者の健康を考えた減塩醤油や万能調味料のつゆの素を開発しております。


澄んだ空気と農かな土壌に恵まれた栃木県で、日光山系の雪解け水である伏流水を用いた製法を受け継ぐ醤油造りを行っています。