JAS認証の種類

認証を取得するにあたり、「日本農林規格(JAS)」に基づいて生産等の管理を行い、申請者及び認証業者に求められる「認証の技術的基準」の要求事項に適合する必要があります。詳細は、農林水産省のホームページでご確認ください。

有機JAS

JAS法が定める「有機」の基準を満たして生産された農産物、または、その加工食品の統一規格が「有機JAS」です。化学農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本とし、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類にJASマークが付けられています。
有機農産物やその加工品であることを第三者認証機関が証明するシステムは、有機食品の信頼性を担保します。生産者は「有機」であることをより強調して表示できるだけでなく、消費者には適正な商品選択を可能にします。OCOは第三者認証機関としてその役割を果たしています。

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ロゴマーク認証規格(認証の技術的基準は略称)

有機農産物及び有機飼料の生産行程管理者有機農産物の生産方法で生産された農産物/牧草やサイレージなどの飼料
有機加工食品及び有機飼料(有機酒類含む)の生産行程管理者有機加工食品の生産方法の基準等で加工された食品や酒類/配合飼料などの加工
有機畜産物の生産行程管理者有機畜産物の生産方法の基準等で飼育の肉、乳、卵など
有機藻類の生産行程管理者有機藻類の生産方法に従い、海面・内水面・陸上養殖で藻類を生産
輸入業者JAS の同等国から、有機農産物、有機加工食品、有機畜産物を輸入し JAS マークを付す
有機農産物、有機加工食品、有機畜産物、有機飼料、有機藻類、地鶏肉、生産情報公表牛肉・豚肉・農産物・養殖魚の小分け業者(全て)納品されたものを販売者が自社で小分けして販売
有機畜産物、有機藻類、地鶏肉、生産情報公表牛肉・豚肉・養殖魚の小分け業者(畜産)
有機農産物、有機加工食品、有機飼料、生産情報公表農産物の小分け業者(農産)


有機農産物、有機畜産物及び有機加工食品についての外国格付の表示の取扱業者等同等国の有機ロゴを外国格付表示して輸出

生産情報公表JAS

消費者の「食」に対する関心が高まっている中で、食品の生産情報(誰が、どこで、どのように生産したか)を消費者に提供する仕組みとして、「生産情報公表JAS」があります。これは牛肉、豚肉、農産物及び養殖魚について制定されています。
給餌や動物用医薬品の投与などの情報が公表されている牛肉や豚肉、生産者が使用した農薬や肥料などの情報が公表されている農産物などに付けられます。
OCOは第三者認証機関としてこれを認証しています。

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ロゴマーク認証規格(認証の技術的基準は略称)
生産情報公表牛肉の生産行程管理者飼育からと畜場までの生産情報を個体識別番号などで公表
生産情報公表豚肉の生産行程管理者飼育からと畜場までの生産情報を個体や豚群別番号などで公表
生産情報公表農産物の生産行程管理者生産から収穫までの生産情報を農産物識別番号などで公表
生産情報公表養殖魚の生産行程管理者生産から水揚げまでの生産情報を識別番号などで公表

飲食料品JAS(一般JAS)

「Japanese Agricultural Standard」の頭文字を取って「JAS」。これは「日本農林規格」と訳され、一般的になじみのあるものです。
JASマークは、通称JAS法に基づいた、農、林、水、畜産物およびその加工品の品質保証の規格(JAS)に適合した製品だけに貼り付けが認められている規格証票です。
マークの下にある「認証機関名」は第三者認証機関の名前を表し、OCOは長年にわたってJAS認証を行っています。

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ロゴマーク認証規格(認証の技術的基準は略称)
地鶏肉の生産行程管理者明治時代までに導入・定着した在来種由来血液百分率が50%以上のもの
障害者が生産行程に携わった食品障害者が農林水産業で生産に携わった生鮮食品、原材料とした加工食品
障害者が生産行程に携わった食品の小分け業者障害者が農林水産業で生産に携わった生鮮食品、原材料とした加工食品の小分け

取扱方法JAS

有機農産物や加工品そのものだけでなく、それらを提供する飲食店などの管理方法、あるいはそれらを保管・栽培する上での管理方法に付されるのが「取扱方法JAS」です。
具体的にはOCOは下記の3種類を認証しています。

  1. 有機料理を提供する飲食店等の管理方法(JAS 0004)
  2. 青果市場の低温管理(JAS 0011)
  3. 人工光型植物工場における葉菜類の栽培環境管理(JAS 0012)
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ロゴマーク認証規格(認証の技術的基準は略称)
有機料理を提供する飲食店等の管理方法有機食材を80%以上使用し調理した飲食料品を5品目以上を提供
青果市場の低温管理生鮮青果物等の品質を継続的に維持し供給するため、入荷から出荷までを低温管理
人工光型植物工場における葉菜類の栽培環境管理人工光型植物工場における葉菜類の栽培環境管理

流通行程JAS

生産情報公表JASの対象を流通に拡張した認証規格で、農産品の生産・流通・販売プロセスを認証し、情報の公表を可能とする仕組みです。
要求事項は次の3つです。

  1. 識別番号の貼付及び保存
  2. 流通行程管理基準に従った管理
  3. フードチェーン情報の記録・保存及び公表
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ロゴマーク認証規格(認証の技術的基準は略称)
フードチェーン情報公表農産物の流通行程管理者生産者における農産物の出荷から、小売店等における農産物の入荷までの流通行程管理基準のトレーサビリティ管理

認証までの流れ(申請書受理から認証書交付まで30日以内)

申請者

OCO

問合せ / 申請

認証契約書締結

申請書類の提出
審査費用の振込

申請書類の受理
入金確認

入金確認後、審査日を決定する。

書類審査

申請書類を審査員が確認し、適合であれば、実地審査に移行する。

実地審査

申請書類実態の整合性を確認。是正等あれば、是正処置を指示し改善要求をする。

判定

判定員が認証の技術的基準への適合性を判定する。

認証書の交付

認証業者等の公表